自作童話です。
素敵なお話がみつかるかもです。
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皆様、お久しぶりでございます
まず、長い間沈黙を続けてしまい申し訳ございませんでした。 コメントを最初から読み返し 少しむせび泣きながら皆様の暖かさに触れ合い 反省をしました。 今は体調も万全になったのでご安心いただけると安心です。 本当に申し訳ございませんでした。 さて、新たな再スタートを切るに当たって せっかくなのでフィールドを変えてみようかと思いました。 そうです、引っ越しです。 『みんなの絵本』にて ここに載っている記事を改編し 再投稿しようと思います。 http://fumiyomu.blog.shinobi.jp/ また皆様と宜しくできたら嬉しいです。 ちなみにここはコメントを残しておきたいので 残しておきます。 それでは新たな文章でまた会いましょう 8月31日井乃中 蛙 ※見やすいようにテンプレート変えました |
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今宵も草を掻き分け、
木々の間を颯爽と駆ける影が一つ。 悪いやつを成敗し、 弱いものを助け出す。 その名はタヌキ。 東に食べ物を独り占めにしているヘビがいると聞けば、 食べ物をまるまるかっさらい、 西にお腹を空かせたヤマネコの親子がいると聞けば、 食べ物をたくさん持って行き、 南に巣から落ちた雛がいると聞けば、 優しく雛を包み巣ヘ帰し、 北に沼にはまった亀がいると聞けば 引き抜いて泥を落としたりと タヌキは森や草原を駆け回っています。 しかし、いつも仮面をつけているので 誰もタヌキの素顔を知りません。 しかし、いつもみんなの為を思っているので 誰もがタヌキが大好きです。 タヌキのおかげで平和な森である日 高くそびえる山が噴火を起こしました。 たちまち森は火事になり 草原がどんどん焼け野原となります。 動物たちはとるものもとらず あっちへこっちへ逃げます。 −私の坊やはどこ?− 母キツネが愛する子ども必死に探しています。 どこかではぐれたのでしょうか。 −ママーママー− 子ギツネが必死に助けを呼びます。 しかし、子ギツネに火が迫ってきます。 前も後ろも右も左も 真っ赤な火が高く立ち上っています。 事態を聞きつけたタヌキも 子ギツネを探しています。 −ママー熱いよう− 赤々と燃える火のむこうから うっすらと声が聞こえました。 タヌキは息つく暇も臆することもなく 火に飛びこびました。 体に火が燃え移らないよう 急いで声の元へ駆けます。 子ギツネの元へ来ると そっと抱き寄せて火の手が少ない道を 探して森を抜けます。 森を抜けた頃 自慢の仮面はすっかり焼けこげていました。 ですが、再開できたキツネの親子の顔を見ると そんなことどうでもよくなっていました。 −タヌキさん、ありがとう− タヌキはニコっと笑うと また困った人の元へ駆けました。 今でも火の海へ飛び込んだ名残が 目の回りにあります。 テーマ:児童文学・童話・絵本 - ジャンル:小説・文学 |
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たくさんのビルが立ち並ぶ大きな町に
桜の木が一本うわっています。 毎日女の子がその木の前に立ち手を合わせ 世話をして帰っていきます。 少し昔の話になります。 桜の木が立つこの大きな町が まだ花でいっぱいののどかな小さな町だったころ ある男の子がひとりの女の子に出会いました。 女の子は町から町へ旅をするジプシーの子でした。 男の子は町に暮らす農夫の子でした。 男の子は 太陽に煌めく長い栗色の髪の毛に 空のように青くすんだ瞳に 颯爽としている女の子に 恋をしてしまいました。 女の子も 大きくたくましい腕に 優しくおだやかな笑顔に 素朴で実直そうな男の子に 恋をしてしまいました。 二人はすぐに仲良くなり、 町の中を駆け回り、丘に登って草笛を吹き 夜になるまで楽しく遊びました。 そうして、何日か経ったある日 女の子は旅立つことになりました。 二人は悲しみました。 女の子は男の子に小さな種を渡しました。 −この種を植えて、木を育て 花を咲かせて欲しい。 その花をたよりに、私はまた あなたの元に返ってくるから− そう言って、二人は別れ 男の子は種を植え、育てました。 木はすくすくと長い年月をかけて育ち 幾年か過ぎる頃 立派な花を咲かせました。 その間、男の子は男になりました。 毎日毎日世話をしていました。 今でもこの桜を婆さんと見るのが楽しみなんだ とお爺ちゃんは言っていました。 今ではお爺ちゃんの変わりに私が桜の世話をしています。 テーマ:児童文学・童話・絵本 - ジャンル:小説・文学 |
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ある森の木こりの部屋に女の子がいました。
かわいらしい女の子でしたが 体が弱く、いつも窓から雪がちらつく 白い森を寂しそうに眺めていました。 きこりもその女の子を寂しそうに見て 今日も仕事にでかけます。 窓の脇にリスがきました。 −ねえねえ、いつもそこから 森を眺めてるけど、外で遊びたいの? だったら、僕たちと遊ぼうよ。 楽しいよ− 女の子は悲しそうに答えました。 −リスさん、一緒に遊びたいけど遊べないの 私は体が強くないから。 優しいリスさん、優しいお誘いありがとう− リスさんは残念そうに帰っていきました。 木こりは仕事をしながら、考えていました。 どうにかして女の子が元気にならないのかと 友達や森の動物たちと楽しく遊べないかと。 そこへリスがやってきました。 −木こりさん。女の子とどうにかして遊べないかな? 僕は女の子に元気に笑ってほしいよ− −優しいリスさん、私もそう思うよ。 あの子には元気に外へ出て 元気に笑って欲しいよ− そこへ森の奥からクマがやってきました。 −ワシもあの子の笑顔が見てみたい。 どうにかして元気になって欲しいものだ− 暖かい日差しを待てなかったチョウチョがやってきました。 −私もあの子と一緒に遊びたいわ。 きっと楽しいと思う。− それから女の子を知る動物や虫たちが どんどんやってきて皆で頭を悩ませました。 −じゃあ、こんなのはどう?− 小さな男の子がそう言いました。 周りの動物や虫や木こりはそれはいいと 早速準備を始めました。 次の日女の子はいつものように 寂しげに白い森を眺めていました。 そこへリスがやってきました。 −こんにちわ、森をよくみてごらん− リスは手を大きく叩きました。 リスの合図と共にみんな飛び出します。 絵の具を辺りにばらまきます。 クマなんて体中に絵の具を塗って 回りを転がり回っています。 チョウチョは綺麗な羽をばたつかせます。 辺りはみるみるうちに暖かな春の色になっていきます。 女の子は白の世界から春の世界に変わっていく様子を 目を輝かせながら見ています。 いつしか、白は木々に、大地にとけ込み 辺り一面花でいっぱいになりました。 なによりも、女の子は不思議な光景を見て 元気になりました。 雪はどこへいったのでしょう。 いえ、どこにいっていません。 春を待ちわびた動物たちが 真っ白な雪のキャンバスに春の絵を描いたのです。 テーマ:児童文学・童話・絵本 - ジャンル:小説・文学 |
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東の国に桜が咲き乱れ春が訪れました。
皆待ちに待った春です。 ぽかぽか陽気で暖かい春です。 そんな東の国に一匹のキツネがやってきました。 −僕が住んでいる北の国では まだ寒さが厳しい冬のままです。 東の国の王様どうか、 僕たちに春をわけてはくれませんか?− 東の国の王様はそれは大変だと 春の神様にお願いに行きました。 −春の神様 北の国ではまだ春が訪れてないようです。 どうか、北の国を春にしてくれはしないでしょうか。− 春の神様はそれは大変だと 春を呼ぶ呪文を教えました。 −しかし、この呪文は 声が綺麗な者が唱えないと 春を呼ぶことが出来ない。 北の国に声が綺麗な者をよこして 唱えるようにしなさい。− 東の国の王様は声が綺麗な者を探しました。 そうしてお城に小さな一羽の鳥が呼ばれました。 −どうか北の国に行き 春を呼んではくれないか?− 小さな鳥はそれはそれは綺麗な声でうなずくと キツネを伴って北の国に向かいました。 北の国では雪がごうごうとうねりをあげて降っています。 皆、寒さに震えながらキツネの帰りを待っていました。 キツネが帰ると皆喜び、 早速鳥に呪文を唱えてくれるよう頼みました。 鳥はその綺麗な声で呪文を唱えます。 その呪文はとても澄んだ音北の国を駆けめぐりました。 雪は止み、空から黒い雲が消えました。 暖かい日差しと共に降り積もった雪は溶け 一面花でいっぱいになりました。 皆は多いに喜びました。 鳥も喜びもう一度呪文を唱えました。 ホーホケキョ
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テーマ:児童文学・童話・絵本 - ジャンル:小説・文学 |
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