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『お詫びと引っ越し先』
皆様、お久しぶりでございます

まず、長い間沈黙を続けてしまい申し訳ございませんでした。
コメントを最初から読み返し
少しむせび泣きながら皆様の暖かさに触れ合い
反省をしました。

今は体調も万全になったのでご安心いただけると安心です。
本当に申し訳ございませんでした。


さて、新たな再スタートを切るに当たって
せっかくなのでフィールドを変えてみようかと思いました。
そうです、引っ越しです。

『みんなの絵本』にて
ここに載っている記事を改編し
再投稿しようと思います。

http://fumiyomu.blog.shinobi.jp/


また皆様と宜しくできたら嬉しいです。
ちなみにここはコメントを残しておきたいので
残しておきます。
それでは新たな文章でまた会いましょう


8月31日井乃中 蛙

※見やすいようにテンプレート変えました
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【2007/08/31 09:54】 未分類 | トラックバック(1) | コメント(2) |
『タヌキ』
今宵も草を掻き分け、
木々の間を颯爽と駆ける影が一つ。
悪いやつを成敗し、
弱いものを助け出す。
その名はタヌキ。

東に食べ物を独り占めにしているヘビがいると聞けば、
食べ物をまるまるかっさらい、

西にお腹を空かせたヤマネコの親子がいると聞けば、
食べ物をたくさん持って行き、

南に巣から落ちた雛がいると聞けば、
優しく雛を包み巣ヘ帰し、

北に沼にはまった亀がいると聞けば
引き抜いて泥を落としたりと
タヌキは森や草原を駆け回っています。

しかし、いつも仮面をつけているので
誰もタヌキの素顔を知りません。
しかし、いつもみんなの為を思っているので
誰もがタヌキが大好きです。

タヌキのおかげで平和な森である日
高くそびえる山が噴火を起こしました。

たちまち森は火事になり
草原がどんどん焼け野原となります。
動物たちはとるものもとらず
あっちへこっちへ逃げます。

-私の坊やはどこ?-

母キツネが愛する子ども必死に探しています。
どこかではぐれたのでしょうか。

-ママーママー-

子ギツネが必死に助けを呼びます。
しかし、子ギツネに火が迫ってきます。
前も後ろも右も左も
真っ赤な火が高く立ち上っています。

事態を聞きつけたタヌキも
子ギツネを探しています。

-ママー熱いよう-

赤々と燃える火のむこうから
うっすらと声が聞こえました。

タヌキは息つく暇も臆することもなく
火に飛びこびました。
体に火が燃え移らないよう
急いで声の元へ駆けます。

子ギツネの元へ来ると
そっと抱き寄せて火の手が少ない道を
探して森を抜けます。


森を抜けた頃
自慢の仮面はすっかり焼けこげていました。
ですが、再開できたキツネの親子の顔を見ると
そんなことどうでもよくなっていました。

-タヌキさん、ありがとう-

タヌキはニコっと笑うと
また困った人の元へ駆けました。


今でも火の海へ飛び込んだ名残が
目の回りにあります。

テーマ:児童文学・童話・絵本 - ジャンル:小説・文学

【2007/04/13 20:36】 タヌキ | トラックバック(0) | コメント(3) |
『さくら』
たくさんのビルが立ち並ぶ大きな町に
桜の木が一本うわっています。
毎日女の子がその木の前に立ち手を合わせ
世話をして帰っていきます。




少し昔の話になります。
桜の木が立つこの大きな町が
まだ花でいっぱいののどかな小さな町だったころ
ある男の子がひとりの女の子に出会いました。

女の子は町から町へ旅をするジプシーの子でした。
男の子は町に暮らす農夫の子でした。

男の子は
太陽に煌めく長い栗色の髪の毛に
空のように青くすんだ瞳に
颯爽としている女の子に
恋をしてしまいました。

女の子も
大きくたくましい腕に
優しくおだやかな笑顔に
素朴で実直そうな男の子に
恋をしてしまいました。

二人はすぐに仲良くなり、
町の中を駆け回り、丘に登って草笛を吹き
夜になるまで楽しく遊びました。

そうして、何日か経ったある日
女の子は旅立つことになりました。
二人は悲しみました。

女の子は男の子に小さな種を渡しました。

-この種を植えて、木を育て
 花を咲かせて欲しい。
 その花をたよりに、私はまた
 あなたの元に返ってくるから-

そう言って、二人は別れ
男の子は種を植え、育てました。

木はすくすくと長い年月をかけて育ち
幾年か過ぎる頃
立派な花を咲かせました。

その間、男の子は男になりました。
毎日毎日世話をしていました。


今でもこの桜を婆さんと見るのが楽しみなんだ
とお爺ちゃんは言っていました。

今ではお爺ちゃんの変わりに私が桜の世話をしています。
 

テーマ:児童文学・童話・絵本 - ジャンル:小説・文学

【2007/04/10 01:57】 さくら | トラックバック(0) | コメント(3) |
『雪』
ある森の木こりの部屋に女の子がいました。
かわいらしい女の子でしたが
体が弱く、いつも窓から雪がちらつく
白い森を寂しそうに眺めていました。

きこりもその女の子を寂しそうに見て
今日も仕事にでかけます。

窓の脇にリスがきました。

-ねえねえ、いつもそこから
 森を眺めてるけど、外で遊びたいの?
 だったら、僕たちと遊ぼうよ。
 楽しいよ-

女の子は悲しそうに答えました。

-リスさん、一緒に遊びたいけど遊べないの
 私は体が強くないから。
 優しいリスさん、優しいお誘いありがとう-

リスさんは残念そうに帰っていきました。

木こりは仕事をしながら、考えていました。
どうにかして女の子が元気にならないのかと
友達や森の動物たちと楽しく遊べないかと。

そこへリスがやってきました。

-木こりさん。女の子とどうにかして遊べないかな?
 僕は女の子に元気に笑ってほしいよ-

-優しいリスさん、私もそう思うよ。
 あの子には元気に外へ出て
 元気に笑って欲しいよ-

そこへ森の奥からクマがやってきました。

-ワシもあの子の笑顔が見てみたい。
 どうにかして元気になって欲しいものだ-

暖かい日差しを待てなかったチョウチョがやってきました。

-私もあの子と一緒に遊びたいわ。
 きっと楽しいと思う。-

それから女の子を知る動物や虫たちが
どんどんやってきて皆で頭を悩ませました。

-じゃあ、こんなのはどう?-

小さな男の子がそう言いました。
周りの動物や虫や木こりはそれはいいと
早速準備を始めました。

次の日女の子はいつものように
寂しげに白い森を眺めていました。
そこへリスがやってきました。

-こんにちわ、森をよくみてごらん-

リスは手を大きく叩きました。
リスの合図と共にみんな飛び出します。
絵の具を辺りにばらまきます。
クマなんて体中に絵の具を塗って
回りを転がり回っています。
チョウチョは綺麗な羽をばたつかせます。

辺りはみるみるうちに暖かな春の色になっていきます。
女の子は白の世界から春の世界に変わっていく様子を
目を輝かせながら見ています。

いつしか、白は木々に、大地にとけ込み
辺り一面花でいっぱいになりました。
なによりも、女の子は不思議な光景を見て
元気になりました。




雪はどこへいったのでしょう。
いえ、どこにいっていません。
春を待ちわびた動物たちが
真っ白な雪のキャンバスに春の絵を描いたのです。

テーマ:児童文学・童話・絵本 - ジャンル:小説・文学

【2007/04/06 12:57】 | トラックバック(0) | コメント(4) |
『ウグイス』
東の国に桜が咲き乱れ春が訪れました。
皆待ちに待った春です。
ぽかぽか陽気で暖かい春です。

そんな東の国に一匹のキツネがやってきました。

-僕が住んでいる北の国では
 まだ寒さが厳しい冬のままです。
 東の国の王様どうか、
 僕たちに春をわけてはくれませんか?-

東の国の王様はそれは大変だと
春の神様にお願いに行きました。

-春の神様
 北の国ではまだ春が訪れてないようです。
 どうか、北の国を春にしてくれはしないでしょうか。-

春の神様はそれは大変だと
春を呼ぶ呪文を教えました。

-しかし、この呪文は
 声が綺麗な者が唱えないと
 春を呼ぶことが出来ない。
 北の国に声が綺麗な者をよこして
 唱えるようにしなさい。-

東の国の王様は声が綺麗な者を探しました。
そうしてお城に小さな一羽の鳥が呼ばれました。

-どうか北の国に行き
 春を呼んではくれないか?-

小さな鳥はそれはそれは綺麗な声でうなずくと
キツネを伴って北の国に向かいました。


北の国では雪がごうごうとうねりをあげて降っています。
皆、寒さに震えながらキツネの帰りを待っていました。

キツネが帰ると皆喜び、
早速鳥に呪文を唱えてくれるよう頼みました。

鳥はその綺麗な声で呪文を唱えます。
その呪文はとても澄んだ音北の国を駆けめぐりました。

雪は止み、空から黒い雲が消えました。
暖かい日差しと共に降り積もった雪は溶け
一面花でいっぱいになりました。

皆は多いに喜びました。
鳥も喜びもう一度呪文を唱えました。


ホーホケキョ
more…

テーマ:児童文学・童話・絵本 - ジャンル:小説・文学

【2007/04/03 21:12】 ウグイス | トラックバック(0) | コメント(5) |
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